中国ワイン試飲|銀色高地 阙歌 THE SUMMIT 2021|寧夏・賀蘭山東麓 

今回試飲した中国ワインは、寧夏回族自治区賀蘭山東麓に位置するSilver Heightsのフラッグシップワイン、The Summitです。

「阙(けつ)」とは、古代中国の宮殿の前に建てられた高楼を意味し、転じて宮廷や皇帝のいる場所、さらには最高権威を象徴する言葉としても使われました。「阙歌」は「最も高い場所で歌う歌」という意味を持ち、世界トップクラスのワインを造り出すというSilver Heightsの決意と野心が込められているとされています。

また、中国のワイン業界紙「華夏酒報」で書かれていますが、このシリーズのワインは、2016年6月開催された李首相の国家晩餐会でも振る舞われたワインです。

品種

このシリーズはカベルネソービニヨンが主体で、2021年は100%カベルネソービニヨンとなっています。

シルバーヘイツ阙歌のボトル写真

外観・香り・味わい

外観は濃いダークチェリーレッド、エッジは少しオレンジがかってきています。粘性はとても高いです。

阙歌のグラスに注いだ色調

香りは成熟した果実を感じさせるジャムのようなカシス、ブラックベリー。すみれの花、ミントの爽やかさ、スモーキーなニュアンスもあり複雑さがあります。
アタックはアルコール度数15%由来の強さを感じます。酸は溌剌としており、成熟度の高い果実味を引き締めています。タンニンもしっかりと存在しますが、果実味と調和しており、全体には溶け込んでいる印象を持ちました。

グラスに注いでから時間の経過とともに果実味の豊かさが際立ってきます。余韻はとても長く続きます。

阙歌の面ラベル

阙歌の裏ラベル

日本市場について

力強い果実味としっかりした酸、成熟したタンニン、そして長い余韻を備えており、フラッグシップワインとしての完成度の高さを感じます。中国ワインであることを意識せずに飲んでも、国際的なプレミアムワインとして十分に評価され得るスタイルだと感じました。

日本市場でもカベルネ・ソーヴィニヨンの愛好家にも紹介しやすい味わいで、非常に興味深いワインになると思われます。

詳しいお問い合わせは以下のフォームからお願いいたします。
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Edited by 新井達也
JSA公認ワインエキスパート
Vin Euphony代表