中国ワイン試飲|迦南(カナン)ワイナリー詩百篇 Pinot Noir 2018|河北省懐来
河北省懐来県にある中国ワイナリー、迦南ワイナリー(Canaan Winery)の2018年ピノノワールです。2026年4月にこのワイナリーを訪問し、現地でテイスティングさせていただきましたが、じっくりと飲んで見たかったので北京のワインショップで購入してきました。迦南ワイナリーは、植樹から10年間、納得のいくワインを造るためにテロワールの研究を続けてきたワイナリーです。

品種
100%河北省懐来で収穫されたピノノワールです。
外観・香り・味わい
外観はやや濃いルビー色です。エッジは8年前のVintageにより少しオレンジがかっています。粘性は高いです。

香りは、カシス、ブラックベリー、ブラックチェリーなど黒系果実をまず感じました。また、すみれ、紅茶、きのこ、シナモン、リコリス、なめし皮、ロースト香などを感じ、とても複雑で一気に引き込まれます。若干のバニラ香も感じます。
アタックは少し強いと感じました。アルコール度数は14.5度です。酸は生き生きとしてインパクトがあります。タンニンは滑らか、果実味はふくよかでしっかりとした成熟感があります。
余韻はとても長く続きます。
繊細で冷涼な産地のピノ・ノワールに見られる軽やかなスタイルと比べると、色調はやや濃いめ、果実味は成熟感があります。香りと味わいは既存の産地のスタイルに単純に当てはめることのできない、詩百篇ならではの個性を持ったピノ・ノワールに仕上がっていると思います。テロワールを深く研究されて作られたバランスがとれた複雑性のある一品です。

日本市場について
このワインはすでに日本でも流通しており、日本のワイン愛好家が実際に試すことができます。
ピノ・ノワールでありながら、一般的にイメージされる繊細で軽やかなスタイルとは異なり、やや濃い色調と成熟した果実味、しっかりとした酸、滑らかなタンニンを備えています。中国・懐来のテロワールから生まれるピノ・ノワールがどのような個性を持つのかを知るうえでも、興味深い一本だと感じました。
お問い合わせがございましたら下記のアドレスからフォームを送信いただけますと幸いです。
https://vineuphony.com/inquiry/
Edited by 新井達也
JSA公認ワインエキスパート
Vin Euphony代表



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