怀来 马丁酒庄(馬丁ワイナリー Huailai Martin Winery)訪問

訪問日:2026年4月

马丁酒庄(馬丁ワイナリー / Martin Vinyard)は歴史あるワイン銘醸地である河北省怀来县(懐来県)のワイナリーです。1997年に設立されました。

正面の建物は醸造所で現在改修中のため見学不可

気候

怀来县(懐来県)は北緯40度に位置し、夏は暑く冬は寒い大陸性の気候で夏の昼夜の温度差は15度近くあります。土壌も水捌けの良い砂礫質が多く葡萄栽培に適しています。またこの県は茨城県の霞ヶ浦レベルの大きさのダム湖があり、地域の気候にはプラスに働いています。

大きなダム湖(貯水湖)

施設・生産体制

現在、ワイン製造工場は改造中で見学できませんでした。2026年7月8月以降に見学可能とのことです。敷地内には別荘(宿泊施設)があり顧客会員が利用可能というお話しです。ワインツーリズムを検討されていると感じました。

葡萄品種、栽培、生産規模

葡萄は現在発芽の時期(4月20日頃)でした。コルドンロワイヤの垣根仕立てです。こちらの栽培面積は約200ムー(約13ha)ですが、年間生産量は5千~6千トン(約400万本と推定)とのことですので契約農家から仕入れているようです。規模としては中規模から大規模の範疇に入るとのコメントでした。

主な品種は蛇龍珠(カベルネガーニッシュ)、マルスラン、メルロー、シラー、プチシラーで赤ワイン中心です

カベルネガーニッシュの葡萄畑  冬はマイナス20度まで下がるためブドウの木は低く仕立てて冬は埋土する

ワイン製造工程

現場を見ることはできませんでしたが、大型ステンレスタンクで発酵させ、樽での熟成期間は2年~9ヶ月(銘柄により異なる)とのこと。収穫は9月末~10月初旬で人手が大量に必要になります。発酵工程は10月の初めです。

地下の貯蔵所

輸出実績

イギリス・オーストリアへの輸出実績があります。高級ラインはイギリスのミシュラン星ホテルでも提供されており、イギリスの消費者は蛇龍珠(カベルネガーニッシュ)を好むとのことでした。カベルネガーニッシュは中国特有のワインでかなりのフルボディー、スパイシーさ(スモーキー)に特徴を感じます。

店頭販売のハイエンドワイン(左からからピノノワール、プチシラー、カベルネフラン)カベルネガーニッシュはありませんでした。

By 新井達也
JSA公認ワインエキスパート
Vin Euphony代表

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