中国ワイン試飲|アオユン(敖云)2019|雲南省
雲南省北部でシャングリラ市(香格里拉)から遠くないヒマラヤ山脈麓の山岳地帯でLVMH(モエヘネシー)が手がけるワインです。中国ワインに関心のある方なら、ご存知の方も多いと思います。日本のワインショップで中国ワインAo Yunの2019年を試飲できる機会があったので、その味わいをご紹介します。
品種
カベルネ・ソーヴィニヨンが主体(67%)でカベルネフラン、シラー、プチヴェルドのいわゆるボルドーブレンドです。しかし、味わいは典型的なボルドーのスタイルに単純に当てはめることはできず、雲南・シャングリラの環境を感じさせる独自の個性を持っています。

外観・香り・味わい
外見はオレンジがかったダークチェリーレッドで素晴らしい輝きを放っていました。粘性は高めです。
香りは、よく熟してから作られるジャムのようなカシスやブラックベリーの黒系果実。すみれなどの花に加え、ミントのような爽やかさも感じます。さらにリコリスやタバコのニュアンスも重なり、全体的に非常に華やかでありながら、複雑性も備えています。
味わいのアタックは強め。酸は高く、生き生きとしています。豊かな果実味があり、タンニンは滑らかです。
香りでは厚みと重量感を感じますが、味わいはそれとは対照的に、しっかりとした酸による清涼感があり、爽やかな印象を残します。力強さがありながら重たく感じさせないところに、このワインの大きな魅力を感じました。
余韻は非常に長く、豊かな果実味と酸、そしてスパイスのニュアンスが長く続きます。

Edited by 新井達也
JSA公認ワインエキスパート
Vin Euphony代表
お問い合わせがございましたら下記のアドレスからフォームを送信いただけますと幸いです。
https://vineuphony.com/inquiry/


